မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)
T-skyです(#^^#)
MMK(Myanmar通過:Myanmar Kyat (ミャンマーチャット)の略)安が止まらないですね。
2021年2月以降、実質的に変動相場制から固定相場制に変わってしまっているミャンマーですが、2022年8月に発表があり、USDに対する公式レートが更新されました。
今回の発表で、さらにMMK安が進行しています。
直近一年間のMMK為替レートの変動推移を確認しておきましょう。
(為替レート:対USD)
(為替レート:対JPY)
(日本)円安ドル高が進んでいることもあり、MMKも日本円に対してはMMK高傾向になっていました。
しかし8月の為替レート更新により、日本円に対しても2022年3月頃と同じ水準にまで一気にMMK安が進んでいます。
過去の為替レートと比較しておきましょう。
- 2021年1月(政変前):1USD=1,310MMK
- 2022年4月以降:1USD=1,850MMK
- 2022年8月以降:1USD=2,100MMK
もうすぐ、価値が2021年1月時と比べて半分になってしまう様な状況です。
- 1USD=1,310MMKの場合)1,000,000MMK=763.36USD
- 1USD=2,100MMKの場合)1,000,000MMK=476.19USD 差:287.17USD
MMKで銀行に預金がある方にとっては、為替レートが変更される度に資産が減っている状況になっています。
なかなか厳しい状況であることと思います。
海外送金も現在は厳しい状況のため、資産管理が難しい状況です。
ここまでは『公式の為替レート』をご紹介してきましたが、実際の取引では『1USD=3,100MMK』で計算されて取引が行われているようです。
公式レートと社会の実レートに乖離が見られており、懸念事項です。
MMK安進行に伴い、インフレが進んでいます。
物価が相当な割合で上がっている為、暮らしに影響が出ています。
好景気によるインフレではないため、今後のMMK安の状況がどこまで続くかによっては、深刻な事態になりかねません。
ミャンマー経済ですが、一般的には5月末から10月末の雨季は経済活動が限定されるため、動きは鈍くなります。
雨季には建設工事は止まりますし、農産物の収穫がない為です。
11月から4月は経済活動が活発になり、農産物の輸出も増加する為、MMK高になる傾向があります。
今後のミャンマー経済の動向とMMK安進行がどこまで続くのか、見ておく必要があります。
ミャンマーで資産運用をされている方々は、くれぐれもご注意ください。
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