မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)
T-skyです(#^^#)
先日にアップしたミャンマーあるある、略して『ミャンある』。
予想を超えた反響をいただいており、驚きました。
明日3/12(土)から実施されるであろう一週間の長期停電(発表では3/12–3/18)への備えとして、ヤンゴンにいる知人たちの気分転換にでも役立てればと思い『ミャンマーあるある話』をアップしたのですが、多くの方々に関心を持っていただけた様で、とても嬉しく思っています。
関心を持っていただけた皆様方、ありがとうございます!
そんな、ミャンマーに興味をもっていただけた皆様方!
コロナが終息した後には、ミャンマー旅行は如何でしょうか?♪( ´▽`)
きっと、ご紹介したミャンあるを経験することでしょう(笑)。
関連記事 ▶︎ ミャンマーあるある_Part1.
正直なところ、ミャンあるPart1.を書いている時はヤンゴン駐在時を思い出し、すごく楽しい気分になりました。
『もしかしてこれは、ミャンマー文化を伝えることが出来る素敵なカテゴリーではないのか?』と考えさせられました。
ということで、ミャンあるPart2.を早くもアップしたいと思います!!
※Part2.ではありますが、Part1.からの続きということで『その⑥』からスタートです!
ミャンある_その⑥:バスでダニに噛まれる
このミャンあるですが、私は運良くまだ経験していません(笑)。
まだ紹介できておりませんが、ヤンゴン市内には隈無く、そしてまさに縦横無尽に(要は運転が荒い)市バスが駆け抜けています。
その名も『YBS』。
Y=Yangon B=Bus S=Service の頭文字をとって、YBSです。
路線毎に番号が振られていて、番号を見ればどこに行くバスなのかが分かります。
私が駐在を開始した2016年にはまだYBSはなく、個人商のようなバスがクラクションをけたたましく鳴らしまくりながら、ヤンゴン市内を我が物顔で走行していました(笑)。
これは大袈裟でもなんでもなく、社用車の運転手もバスが近くを走行していたら、その動向に注意を払って運転していました。
そんなバスも、2017年に実施された交通改革により、決められた路線へとそれぞれが集約され、YBSとして生まれ変わりました。
空調バスの出現などで驚かされることも沢山ありましたが、YBSに統合されても運転手は同じです。
路線によっては顕著に事故率が高い路線が存在します。
結論から言うと、経験として1度乗れば充分です。あくまで私個人の感想ですが。
私なら迷わずタクシーを利用します(笑)。
前置きが長くなってしまいましたが、私の知人でYBSを愛用している方がいらっしゃいました。
その知人の一言。
『なんかさぁ、バスは安くて(一律200MMK≒2022/3/10為替レート計算:13円)便利なんだけどさぁ、座席が空いてたから座るとさぁ、毎回ダニに噛まれるんだよねぇ。』
私は一度だけ、短距離をYBSを利用したことがありますが、ほぼ満員でギュウギュウでしたので座席に座ることはありませんでした。
知人の話を聞いて、座席が空いていなくて良かったなと思いを馳せました(笑)。
実はこれ、一人の知人の話ではありません。
私を含めてYBS乗車経験者5人中、3人が経験していました。
YBSの座席に座りたい方、虫刺され用のぬり薬を忘れないようにご注意ください。( ´ ▽ ` )
ミャンある_その⑦:pagoda巡りの観光スケジュールを組むと飽きられる
ミャンマーは仏教の国です。
Golden countryです、ミャンマー。
日本から来た出張者に、良かれと思って黄金色に光り輝く数々のpagodaへ案内すると、『いや、もうpagodaはいいんだけどなぁ』という空気を、相手から醸し出されます。
私自身はpagodaに何時間でも滞在出来る者なので、pagodaに飽きる感覚があまり理解できません(笑)。
実際にShwedagon pagodaの誕生日の神様の前で、気がつけば4時間も座り続けていた事もあります。
神様の前に座り色々と考えると、時間の流れを忘れてしいます。
そんな私が、何度か同じ過ちを繰り返して分かったことなのですが、やはり『静』の観光地よりも『動』の観光地の方が飽きられにくいという事です。
pagodaはどうしても『静』の観光地ですので、数カ所もアテンドしなくても充分です。
夕方から夜にかけて煌びやかにか輝くShwedagon pagodaに案内すれば、きっと相手はその美しさに圧倒され、大きなインパクトを受けることと思います。
私の経験上、アテンドするPagodaはShwedagon pagodaだけで充分です。
その他のpagodaには、休日にプライベートでのんびりと参拝することをお勧めします。
ヤンゴンへの出張者をアテンドされる方は、くれぐれもご注意ください。
ミャンある_その⑧:霊にのり移られ易いミャンマー青少年
青少年:青年と少年。ふつう、12歳から25歳くらいまでの男女のこと。
青少年保護育成条例などでは18歳未満の未婚の男女をさす。
引用:コトバンク
工場などの集約産業で仕事をしていると、若い工員さん達と触れ合う機会が必然的に多くなります。
ヤンゴンには、ミャンマー全土から仕事を求めて出てきた若者が多くいます。
大体は18歳から22歳くらいの青少年が多い印象です。
彼ら、彼女達は、本当に純粋な人が多く、ミャンマーに惹かれる要因の一つでもあります。
さて、そんな彼ら達ですが、純粋すぎるが故に『霊にのり移られる』ことがしばしば発生します。
例えばですが、工場内に霊が出たと噂が広がったとします。
その時点で、霊は確実に存在するものとなり、彼ら・彼女達の不安を煽ります。
そして不安が頂点に達した時、霊が工員にのり移るんです。
しかも、次から次へとのり移るんです。
そうなったら最後。
もうその日は工場中がパニックに陥り、あちらこちらでキャーキャーと恐怖に慄く声が響き渡ります。
そして彼ら・彼女達は工場の敷地外へ出て、大体は友達同士で固まって座り、慰め合いながら状況の変化を待ちます。
どうなったら解決するのか?
それは、ほぼこの流れで解消されます。
工員をその日は帰宅させる(仕事は一旦中止)
↓
工場にお坊さん(ある程度の高僧)を呼び、お祓いをしてもらう。
敷地が広い工場の場合は、スピーカーを使い工場の隅々までお祓いの声が届くようにする。
↓
高僧によるお祓いを終えたことを、連絡網を駆使して全工員へ伝達。
翌日の始業時間前に朝礼を行い、改めて、高僧によるお祓いを済ませたことを説明。
↓
何事もなかったかのように、通常勤務に戻る。
もし職場で霊に取り憑かれた社員や工員が出てきたらい、迷わずすぐに、お坊さんを呼びましょう。
一発で解決します。
ミャンある_その⑨:給料全額を親に渡していることに驚かされる
銀行業務が停止する2021年1月以前でも、多くの工場では工員に対して現金で給与を支給しています。
給料日は、みんなニコニコ。
労働の対価を受け取る日は、どこの国でも同じですね。
給与が支給されると、みんな一斉にお金を数え始めます。
もし不足していることに後から気づいても、不足分を払ってくれる会社・工場はありません。
その為、支給額に間違いがないかどうかを、その場ですぐにチェックすることは、とても大切です。
受け取った給料ですが、若い独身者は毎月の給料を全額、両親に渡すのが一般常識です。
出稼ぎに来ている人たちは銀行から送金したり、帰省時に渡したりします。
自分に返ってくる労働の対価は、一旦親に渡した全額からお小遣いという形で少額が戻ってきます。
一生懸命働いてくれた彼ら・彼女達を知っているだけに、ミャンマーの文化とはいえ、少し複雑な気分になります。
この文化、良いのか悪いのか、どちらでしょうか。
答えは出ません・・・。
余談ですが、実は給料を数え終わった後、お金が飛び交います。 それはなぜか? 友達間で貸し借りを結構やっているようです(笑)。
ミャンある_その⑩:駆け落ちするカップル達
昼ドラじゃないですよ!
ミャンある_その⑧・⑨で紹介したエピソードからお分かり頂けると思いますが、とにかく純粋な青少年が多い国なんですよね、ミャンマーは。
そんな純粋な彼ら・彼女達の恋愛は、見ていて微笑ましいのですが、時には大胆な行動を起こします。
その大胆な行動の一つが、駆け落ち。
特に工場で勤務される方は、年に1・2回の発生確率で、駆け落ちする青少年達と遭遇する可能性が高いです。
燃え上がる情熱は、誰にも止める事ができません。
私の経験上では、駆け落ちする青少年達の多くは、給料日の日に決行します。
『娘が帰ってこない!!工場のどこに匿っているんだ!!』と、親御さんが怒鳴り込んできてから駆け落ちが発覚する、というパターンが多いです。
心配し泣き崩れる親御さんをフォローしつつ情報収集していると、駆け落ちを決行した方の行動が分かるにつれて、その行動力に驚かされます。
えっ!?そんなところから工場の外に出たの!?とか、もうそんな場所まで行ってるの!?と。
彼らの恋の結末ですが、どうなるのでしょうか。
大体は数日中に行き先が分かり、その後、長くても数ヶ月以内には親御さんの許しを得てめでたく結婚、というパターンが私が遭遇した多くの恋の結末です。
まとめ
まだPart2.なのに、ちょっとマニアックなあるあるのご紹介になってしまいました。
今回のミャンあるは、ちょっとマニアックだったでしょうか? ( ̄▽ ̄)
Part2.として今回ご紹介したミャンあるは、ヤンゴンで実際に住んでいたり工場で働いていると、よく出くわすエピソードです。
少し足を踏み入れると、文化の違いという深く興味をそそられる沼に、どんどんとハマっていくことでしょう(笑)。
ミャンあるエピソードが増えるということは、それだけミャンマーにハマっているということの裏返しです。
皆様もどんどんミャンあるエピソードを経験し、ドンドン増やしていってください。
これからも引き続き、ミャンあるをご紹介していきたいと思います!!
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