二転三転する外貨のMMK交換指示

金融

မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)

T-skyです(#^^#)

これまでに何度か、外貨のMMK交換指示(政府公表)についてご紹介してきました。

t-sky

2022年4月からの3ヶ月間で、既に4回、MMKへの強制交換に関することをご紹介しています。

2022年4月から、MMKへの交換を義務付けされたり、解除されたり、と方針が二転三転しています。

そして今回、また外資企業の強制両替免除が撤回されたようです。

anna

日経新聞で報道がされているので、ご紹介します。

ミャンマー、外資企業の強制両替免除を撤回 - 日本経済新聞
【ヤンゴン=新田裕一】国軍の統制下にあるミャンマー中央銀行は13日、外貨預金を現地通貨に強制両替させる通達について、外資系企業を適用除外とする措置を撤回した。複数の銀行関係者が明らかにした。強制両替が実行されれば進出企業の対外決済はさらに困難になりそうだ。中銀は4月、各銀行に対し、顧客の外貨預金を現地通貨チャットに両替...

ミャンマーに進出している外資企業は、外貨に対する方針が二転三転する為に、決済方法の対応に混乱が生じています。

こういった状況下ですので、引き続き日本大使館や経済関係の団体の方々が、今後もミャンマー政府と交渉を続けられることと思います。

個人に関していえば、こちらもミャンマーの銀行でUSD口座を所有されていても、USD預金残高をUSD現金で引き出すことは出来ません。

USD預金残高を引き出す場合は、当日の為替レートで計算され、MMK現金で渡されます。

 

t-sky

外貨不足がかなり深刻化しているように感じます。

外貨がミャンマー国外に出ないように、外観の管理を厳格化されつつあります。

日経新聞の『ミャンマー中銀、外国融資の返済延期交渉を指示』記事の冒頭でも、外貨不足を指摘されています。

国軍の統制下にあるミャンマー中央銀行が、企業などが外国から借り入れている融資について、貸し手側と返済期限の延期を交渉するよう指示したことが15日までに分かった。クーデターの影響で深刻な外貨不足に陥るなか、外貨の国外流出を食い止める狙いがあるとみられる。

引用_日経新聞:ミャンマー中銀、外国融資の返済延期交渉を指示

この記事を詳しく読みたい方は下記リンクからどうぞ。

ミャンマー中銀、外国融資の返済延期交渉を指示 - 日本経済新聞
【ヤンゴン=新田裕一】国軍の統制下にあるミャンマー中央銀行が、企業などが外国から借り入れている融資について、貸し手側と返済期限の延期を交渉するよう指示したことが15日までに分かった。クーデターの影響で深刻な外貨不足に陥るなか、外貨の国外流出を食い止める狙いがあるとみられる。13日付の銀行宛ての文書で、銀行から顧客に伝え...

 

外貨不足が好転する見通しは、今の所はありません。

日本からの出張者が徐々に増加しつつある様ですが、外貨の収支改善への効果は限定的です。

外貨や資産が没収される訳ではありませんし、冷静に対応すれば大切な資産を失うこともありません。

引き続きミャンマー政府や中央銀行からの発表を注視し、大切な資産を失わないための対応を取りましょう!

 

 

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