雑談Ⅱ.外貨のMMK交換に関して

雑記
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မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)

T-skyです(#^^#)

2022年4月3日発表で、外貨をミャンマーの通貨であるMMK(Myanmar Kyat /ミャンマーチャット)への強制的な換金義務が通達され、経済活動にも影響を与えています。

そもそも、どうしてこういった政策が実施されているのでしょうか。

今回はこの問題の本質について考えてみたいと思います。

 

実は以前から、ミャンマーの法律で定められているものもある

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世間が騒いでいる時ほど、冷静に判断できるように心がけています。

2021年2月1日ほど、自分の人生において冷静にいることを自分に問いかけ続けた日はないです。

あの日の出来事を、きっと、私は生涯忘れることはないと思います。

私が体験した2021年2月1日のことは、下記の記事にアップしています。

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あの日以降、ミャンマー国内では常に世論が二つに分かれている印象です。

結果的に、デマも度々出回っている状況でもあります。

USDを始めとする外貨をMMKへの交換に伴う様々な措置についですが、実はいくつかの事柄については、民主化以前から法律で決められているものもあるそうです。

冷静に教えてくれる知人が、先日、私に説明をしてくれました。

 

ミャンマー国内ではMMKで決済を行わなければいけない

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日本国内では日本円で支払いするのが普通ですよね。それと同じことで、Myanmar国内ではMMKでの支払いを求めているそうです。

ミャンマー、特にヤンゴンにいると、USDで支払いが出来る施設が多くあることに気が付きます。

ホテル、ゴルフ場、レストラン、スパ、タクシー、などなど。

冷静に考えると、このこと自体が少しおかしいですよね。

日本では基本的に日本円で支払いをしなければいけません。

でも、ミャンマーではUSDで支払いが出来る施設があったり、社員でも給与をUSDでの支給を希望する方もいらっしゃったりします。

この原因は、なになのでしょうか?

主な原因として、2つ挙げることが出来ます。

原因1)通過:MMKが安定していない。信用度が低い。

原因2)ミャンマーの経済が安定していない。

これらのことが原因で、多くのミャンマー人は外貨を欲しがり、両替所でMMKからUSDに交換をしていました。

日本では今、大手銀行でも外貨との両替ができる支店がかなり絞られています。

しかし、ヤンゴン市内を走行しているとmoney changeの看板を掲げたショップをよく見かけます。

銀行でも両替はできますが、少しでも良いレートで交換したいという当然の心理も関係し、一般的には街の両替所で多くの方々が外貨に交換されています。

交換した外貨を、いわゆるタンス預金としてご自身で管理されている方が多くいらっしゃいました。

今回発表されたことの中で、ミャンマー国内での支払いは外貨ではなくMMKでの支払いを義務付けたことは、国家としては普通のことであるとも言えなくもありません。

 

MIC認可を受けている外資企業はUSD現金を銀行口座から引き出せる

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実は、今でもUSD現金を銀行口座から引き出すことができる企業もあります。

MIC(Myanmar投資委員会)に認可されている外資企業は、USD現金の引出し理由書を申請すれば、時間がかかります(数週間程度)が、申請が認められればUSD現金を銀行口座から引き出すことが可能です。

※MICの認可取得方法については、現地の弁護士や会計事務所と相談をされることをお勧めします。

ただし駐在員でも、プライベートで所有しているミャンマーの銀行のUSD口座からUSD現金を引き出すことは、現在は出来ない状況です。

その点はご注意ください。

 

実行するにあたり問題になった点

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今回の義務が実施されるにあたり、問題だったことが2点あります。

不満が高まるには、理由が当然あります。

今回の措置に対して不満が高まっている理由ですが、2点考えられます。

  • 以前からある法律の遵守を求めているという説明が無かった点。
  • USD現金の引出し理由書を申請してから実際にUSD現金を引き出せるまでに時間がかかる点。

信用されるかどうかは別として、説明がないというのもデマが広がる要因にもなります。

ミャンマーで会社を経営している方々は、以前からある法律ということを理解している方が多いそうです。

現状のミャンマーでは、情報の正確性を確認することにも時間がかかります。

なかなか難しい作業ではありますが、インパクトのある発表や情報ほど、真意を確認することが大切かと思われます。

 

まとめ

銀行では、中央銀行から通達されている為替レートで外貨からMMKへ換金することが出来ます。

でも、その為替レートは実レートとは合っていないと判断する人も多くいます。

少しでも良い条件で両替を行うために両替所を訪れる方もいますが、以前ほどメリットのあるレートでもありません。

いずれにせよ、外国人を含む一般人が銀行口座からUSD現金を引き出すことは難しい状況が続いていることも事実です。

外貨不足の状態になっていることもあり、外貨を取得するためにMMKへの換金が義務化されました。

2021年1月以前のように自由に外貨とMMKを両替できる環境でないことも確かではありますが、今回の外貨をMMKへの交換が義務化された理由を知っておくことも大切です。

 

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