မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)
T-skyです(#^^#)
ヤンゴンの住宅街や工場団地内など、どこを走行していても見かけるのが『チンロン』です。
男性がパソーを捲って動きやすい様に履いているのも、面白いですよね。
関連記事 ▶︎ パソーの履き方:久々にパソーを履いてみた
チンロンは、ミャンマーでは『ラウェイ』と並ぶ人気の国技です。
ラウェイは、ほぼ素手で防具も着けずに戦う競技です。
簡潔に説明すると、『ムエタイのグローブ着用しない版』みたいな感じでしょうか。
日本人でもラウェイに参戦されている選手の方々もいらっしゃいますが、画面を観てるだけでもラウェイという競技の恐ろしさが伝わってきます。
ラウェイにも、女子選手がいますよ。
ラウェイも魅力的なスポーツではあるのですが、今回はチンロンについてご紹介します!
チンロンとは
まずはチンロンという競技について、説明します。
チンロン(ビルマ語: ခြင်းလုံး, ビルマ語発音: [tɕʰɪ́ɴlóʊɴ], 英語: Chinlone)は、主にミャンマーで行われている伝統的な遊戯またはスポーツである。路上などで広く娯楽(ワインチン)として行われており、見世物としての個人ショーが行われることもあり、また競技規則に則ったスポーツの試合としても行われる。 ビルマ語で「チン」は籠、「ロン」は球体を意味する。競技の名称だけでなく、競技で使用されるボールも意味するため、この項では便宜上ボールのことをチンロン球と表記する。「チン」のみで競技の名称やチンロン球を指すこともある。
伝統的なチンロン球のサイズは直径約13cm・円周約40cmである。トウ(籐)を幅3mm、長さ3mの紐状に裂き、6本または10本どりで球形に編む。中空で重量は約100gであり、トウ紐の間には五角形の穴が12ヶ所できる。
引用:チンロン_Wikipedia
「ロン」は球体を意味する、とあります。
ミャンマーでゴルフに行くと、キャディさんから『ボーロン シィ ラァ?』と聞かれることがあります。
『ボーロン』とは『ボール(ball)』のこと、『シィ ラァ?』は『ありますか?』という意味なので、『ボールはありますか?』と聞かれています。
1球・2球・3球は、ダ ロン(1球)・ナ ロン(2球)・トウン ロン(3球)、という数え方をします。
ボールをボーロンと覚えると、ロン=球体ということがイメージしやすくなるのではないでしょうか。
チンロンを行うときは、素足で行います。色んな技があって、観ているだけでも面白いですよ。
チンロンのルール
エンターテイメントとして観ているだけでしたら、ルールを知らなくても演技として楽しめます。
試合として観るのであれば、ルールを把握しているとミャンマー人の友人達と一緒に盛り上がれるでしょう。
チンロンのルールを確認しておきましょう。
チンロンのルールは、基本的にはとてもシンプルなものです。
6人で輪になって、サッカーで言うリフティングを行いつつボールを落とさずに蹴り続ける、というスポーツです。
難易度の高い技の成功を競い合います。
・試合時間:第1〜第9ラウンド/各5分間、合計45分間
・チーム編成:6名+控え2名
・競技場所:所定のサークル内で行う
(直径12フィートの内円、直径22フィートの外円)
※1フィート≒30cm
・認められている蹴り方(6種類):インサイド、アウトサイド、足裏、
踵、つま先、膝
※ラウンド毎に蹴り方が制限される。
・ラウンド毎のルール:1&2&4&7)6人の選手全員が異なる技を行う
3&6)6人全員が同じ技を行う
5&8&9)選手ひとりが異なる技を連続して行う
・ポイント加算方式:ラウンド毎にポイントを加算する。
第9ラウンド終了時の合計ポイントで順位を競う。
ボールを地面に落としたり、サークルから出てしまった場合などの違反があると減点対象になります。
リフティング+新体操+相撲、みたいなイメージでしょうか?
実際にチンロンを観てみよう
百聞は一見にしかず。実際のチンロンの競技の様子を観てみましょう!!
色んな技が合って、観ているだけでワクワクしますよ!!
※注)YouTubeを再生される際は、音量の調節にご注意ください。
老若男女問わず、みんなで楽しんでいるのも良いですよね!!
連続技を繰り出して、観客も一体となって盛り上がっているのを観ると、生で観戦したいという気持ちが強くなります。
いつかまた、ミャンマーの観光が自由にできる日が来たら、エンターテインメントとして是非、観に行きたいと思ってます!!
まとめ
ヤンゴンで駐在生活を始めると、ゴルフ以外に特にやるスポーツもなく、体が怠けてしまいがちです。
ジムに通う方もいらっしゃいますが、思い切ってチンロンを始めるのも良いかもしれません。
ミャンマー人とのコミュニケーションも取れますし、友人もできますし、体を動かすこともできます。
一石三鳥ですよね。
チンロンに興味を持たれた方は、是非、競技を楽しんでみてください。
私は、先ずは観戦することから始めたいと思います(笑)。
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