မင်္ဂလာပါ။ (ミンガ ラァ バー)
T-skyです(#^^#)
突然ですが、皆さんは海外旅行や出張に行く時は、どのような格好をされますか?
海外旅行はともかくとして、出張者や駐在者は比較的楽な格好をしている方が多いように感じます。
もちろん、出張者や駐在者の方でも、背広を着用されてきっちりとした服装をされている方も沢山いらっしゃいます。
業界や出張の目的によって、服装の許容範囲が変わるのかも知れませんね。
でも、せっかく出張でわざわざミャンマーまで行っているのに、実は裏でミャンマー人から『あの服装はないよね(笑)』とか言われていたら、ちょっと嫌ですよね。
そんな嫌な思いを皆様にさせたくない!
そう強く思いました(笑)
そんな悲しい経験を皆様がされないように、ミャンマー人からの好感度が高い服装について、今回はご紹介します!
日本人出張者に多い服装
出張でミャンマーにいらっしゃる方の服装は、大きく分けて2パターンに分類出来ます。
コロナ感染拡大に伴う予防措置が行われる以前は、しょっちゅうヤンゴン空港へ出張者を迎えに行っていました。
海外にいると、同じ東アジア人でも、日本人・中国人・韓国人の違いが瞬時に判断できるようになります(笑)。
それは、服装や仕草・態度から判断出来ます。
空港内の入国者が出てくるゲートで待っていると、多くの旅行者や各社さんの出張者の方々を必然的に見るのですが、日本人の出張者の服装は大体この2つです。
パターン①:背広
パターン②:ジャケット+シャツ+チノパン
フライト時間ですが、東京ーヤンゴン直通(ANA)の場合でも約8時間のため、当日は移動日ということで移動をリラックスして行えるパターン②の服装の方が多いように感じます。
パターン①の服装でヤンゴンにいらっしゃる方々を見ると、私の場合は『きっちりした業界の方々なんだろうなぁ』と、尊敬の眼差しで見てしまいます。
その他の少数派の方として、駐在中の方が日本への一時帰国からヤンゴンへ戻ってこられる時は、Tシャツ+ジーンズという場合もあります。
ANAやベトナム航空(ハノイからヤンゴンに到着するフライト)は、夕方にヤンゴン空港に着きます。
一時帰国からヤンゴンに戻って来られる方は、ヤンゴンのご自宅に仕事用の服があるので、当然といえば当然ですよね。
迎えにきてくれた方に立ち止まってお辞儀をしたり会釈をしたりしているのは、ほぼ日本人だけです。
日本の文化を感じることができて、個人的には嬉しい瞬間でもあります。
コロナ禍の今はできませんが、当時はさっと握手したりする方々もいらっしゃいました。
皆さんの関係性を垣間見る事ができ、それぞれがそれぞれの場所で頑張っているんだなと実感する瞬間でもありました。
本題:心掛けてほしい服装
ミャンマー人のパートナーやスタッフ、クライアントと会う時に気をつけないといけない服装とはなんでしょうか?
結論から言いましょう。
それは、『アイロンがけがきっちりとされているジャケット、Yシャツ、パンツ(スラックス)を着用する』ということです。
多くのミャンマー人にとっては、家でアイロンがけを行うことは日常生活を送る上で、普通の習慣です。
そんな彼らに対して、ヨレヨレのYシャツやパンツを着用して商談のテーブルに着くと、彼らは言葉にはしませんが内心では『なんだその服装は?ヨレヨレの服しか持っていないのか?そんな服装で来るなんて、失礼な人だな。』と思っています。
ミャンマーでは、今でも男性は「パソー」、女性は「タメイン」といった伝統的な服:ロンジーを着用している方が多いです。
男性の場合は、きっちりとアイロンを当てたYシャツ+きっちりとアイロンを当てたパソーを着用していると、身だしなみが整っているなぁと好印象になります。
女性が着用するロンジーは、上下が統一されたデザインになっているものが多く、それらもやっぱり、上下共にきっちりとアイロンが当てられていることが、大切な身だしなみとなっています。
若い世代では、西洋文化の広まりと着用時の動きやすさからジーンズなどのパンツがここ数年で急速に広まりましたが、それでもパソー/タメインを着用する方々は多くいます。
また今は、シュエダゴンパゴダ(Shwedagon Pagoda)に代表されるパゴダに参拝でおとづれる時は、ロンジーの着用が義務付けられています。
外国人でも参拝条件は同じです。
悲しい経験談:理解されないワッシャー加工のオシャレシャツ
私が経験した失敗談は、こちらです。
あれは確か、2017年。
日本一時帰国中に、某有名ファストファッション店で私はワッシャー加工のシャツを購入しました。
ヤンゴンに戻り、何も気にせずにそのシャツを着て出勤したところ、男女問わず、事務所スタッフ達から非難の嵐を受けました(笑)。
ワッシャー加工を説明しても全く理解しないスタッフに対して歯痒い気持ちでしたが、グッと堪えました。
悔しい気持ちを胸にしまい込み、工場の現場へ入るや否や、今度は数百名の若いミャンマー人女性達から、これまた非難の嵐(笑)。
『セヤー(先生の意味)、なんですか、そのクッシャクシャの服は?』
『セヤー、私がアイロンをかけてあげましょうか?(笑)』
などなど、散々イジられました(笑)。
負けず嫌いの私は、その後、何回もワッシャー加工が施されたシャツを着用して勤務しましたが、その都度みんなから批判に晒されました。
今となっては良い思い出ですが。
そういったこともあり、ミャンマー人のクライアントと会う時はきっちりとアイロンを当てた服を着用するようにしています。
アイロンがけが苦手な方・やったことがない方はどうする?
特に男性の方は、アイロンがけが苦手な方や、そもそもアイロンがけをやったことがない方が多いのではないでしょうか?
正直、面倒ですよね、アイロンがけ。
私は悲しい経験をしたので、あれ以来、自分でアイロンがけをしていますが、やっぱり面倒です。
時間もかかりますし。
アイロンがけが面倒な方は、クリーニング店を利用されることをお勧めします。
コンドミニアムによっては敷地内にクリーニング店がテナントとして入っているものもあります。
知人が利用していますが、『価格もそんなに高くないし、綺麗に仕上げてくれるので便利だよ』と言っていました。
クリーニング店がテナントとして入っているコンドミニアムはどこにあるのかが気になる方は、不動産会社さんに相談されてるみるのも良いかと思います。
関連記事 ▶︎ ヤンゴンでのお部屋探しは『VRMyanmar』さんに相談して間違いなし!
『いやいやいや、ヤンゴン駐在を機にアイロンがけくらいは自分で出来るようになるよ!』という方は、スーパーマーケットの家電コーナーにアイロンは販売されていますので、探してみてください。
関連記事 ▶︎ ヤンゴンのスーパーマーケットは『Market Place』で決まり!
アイロン台の購入を、くれぐれもお忘れなく!(^ – ^)
まとめ
国によって価値観が異なることは当たり前なのですが、知っていると対処が可能です。
別記事で、ミャンマーではUSD紙幣が少しでも汚れていたり折れ曲がっていたら、評価額を下げられてMMK (通貨:ミャンマーチャットの略)に換金されるか、もしくはMMKに換金してくれない、という事実をご紹介しました。
関連記事 ▶︎ ミャンマー通貨_チャット(Kyat)&決済APP・クレジットカード
服装はきっちりとアイロンが当てられているものを好むことと、USD紙幣には少しの汚れやキズも認めないという姿勢は、何か通じるものを感じます。
ミャンマー人の価値観として、きっちりした物が好きなんだと思います。
彼らの価値観に合わせて、シワひとつ無い服装で出勤すると『セヤー、ラーデー!(先生、綺麗ですね!)』と言われることは、間違いありません。
評価されると、なかなか気持ちが良いもんです(笑)。
ミャンマー人のクライアントと会う時は、特に気をつけてみてください。
皆様の商談が、円滑に進みますように!!(^_^)
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